KOTOSHINA の全ての商品には、京都・宇治の有機緑茶成分を配合しています。
「お茶を一服」という言葉が日常的に使われてきたように、「薬を服用する」という言葉同様、お茶はその昔から(身体に、肌に、髪に)薬用として広く用いられてきた馴染み深い植物です。

KOTOSHINAは、歴史ある上質な緑茶の産地、京都宇治の有機緑茶園*と提携し、有機緑茶原料を確保しています。(* 一部を除く)
日本の数ある緑茶園の中でも、有機認定緑茶園のマーケットシェア率は僅か5%程度といわれているのが現状です。緑茶の葉には、カテキン、ビタミンC をはじめ、豊富な成分が含まれていますが、KOTOSHINA の製品には、緑茶葉成分(保湿成分)だけでなく、茶の実からもオイル(保湿成分)を抽出して配合しています。また、茶の実油「茶の実オイル(ティーシードオイル)」は、実の種子から搾油して得られる淡黄色の透明なオイルです。

お茶と椿は、同じ「ツバキ科」の姉妹です。
椿油同様、茶の実オイルは古くから日本人の肌や髪の手入れに使われてきました。
主な成分はオレイン酸です。
オレイン酸は不乾性油の一種で保湿力が高く、蒸発しにくいサラサラとした脂肪酸で、私達の肌になじみやすく抗酸化作用の高いオイルといわれています。

植物オイルの中でも特に茶の実のオレイン酸含有率は非常に高く、製品の酸化安定性に優れているのが特徴です。
他、ビタミンA、Eなどが含まれる茶の実オイルは、肌の角質層に含まれる水分を補い、しっとりと潤いを保ちます。
緑茶や抹茶など、飲用の茶の文化が発達するにつれ、茶の木の価値は茶葉を育てる事に注がれ、実が収穫されることはほとんどなく、これまでは破棄されているものでした。
提携先緑茶園においても、2010年ごろ、KOTOSHINA製品の為に、はじめて茶の実を収穫し搾油を行いました。

両手いっぱいの茶の実からでも、搾り取れるオイルはわずか数滴。
非常に希少性の高いオイルです。
現在では、美容として優れた茶の実オイルに着目されはじめています。
提携先緑茶園でも、毎年10月頃の茶畑には、色濃い緑の中に白い花が咲き、1年後には、それが実となります。

茶の実は3つの部屋に分かれ、中には丸い褐色の種子が入っています。
KOTOSHINA のブランドマークは、その実がはじける直前の状態の茶の実をイメージした図案が家紋の中に採用されています。